まちあるきのこと

「美唄は初めて」という方や、「宮島沼やアルテピアッツァ美唄には何度も行っているけれど、街中はほとんど歩いたことがなくて」という方向けに、美唄駅前からてくてくとお店を眺めながらまちあるきをし、喫茶店で一息つくような過ごし方をイメージして「美唄駅前HOTEL BIJIKOからのお散歩地図」をつくりました。ホテルに滞在する方も、そうでない方も、ぜひ美唄に住んでいるような気分でお散歩してみてください。

なお、地図のデザインとイラストは、美唄出身であり、美唄市峰延(ミネノブ)と札幌に事務所を構える株式会社みねのブランディングの真野隆徳さんにお願いしました。炭鉱マンと焼きとりが描かれた美唄市のポスターや、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄の「こころを彫る授業」のパンフレットなども手掛けており、様々なリクエストに応えてくださる頼もしいデザイナー／イラストレーターさんです。

車があると便利で行動範囲が広がりますが、旅先のまちを歩いて回ると、そのまちとのつながりが深くなるように感じます。美唄を歩いていると、レトロで素敵な型板ガラスやタイルが使われているおうちがあったり、スパンコールでキラキラしている看板を見つけたり（看板は凝ったつくりのお洒落なものから謎をよぶ個性派なものまでなかなかの充実ぶり）、広々していた歩道が冬の降雪により極細になって驚いたりと、様々な発見があり楽しいです。ときどきふわふわ尻尾のキツネも登場しますし、空から美しい鳴き声が響いてくることもあります。

美唄は豪雪地帯。雪の季節は、首のつくところ（首・手首・足首）を覆う寒さ対策と共に、すべりにくいソールの靴でおいでになることをおすすめします。秋冬になると、北海道の靴屋さんでは滑りどめ対策が施された靴がたくさん並びます。雪道のお散歩は、「小さな歩幅で」「靴の裏全体を路面につけて」「ゆっくり、焦らず」「前かがみめで（転んだときに後頭部を打たないように）」歩くのがポイントです。歩き方に注意が必要ではありますが、雪景色の中を歩き、顔の表面が冷えてきた辺りで喫茶店のドアをくぐり、湯気の上がるカップを手で包んだときの喜びは格別です。

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地図上のお店の紹介文を、こちらにも記しておきます。いわゆるお食事処を含め、今回ご紹介できなかった魅力的なお店が美唄にはまだまだあります。ディープな美唄へと続く道への第一歩、踏み出してみませんか。